殺虫事件
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短編/15枚(400字詰原稿用紙)
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或る一軒屋で発見される奇妙な死体。手掛かり皆無。 この不可解な事件の単純にしてアリエナイ真相とは?
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変質者
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掌編/11枚(400字詰原稿用紙)
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高校二年生の「僕」。いつもの塾通いの途中、立ち寄ったトイレで変質者と出くわして……
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私の好きな季節
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掌編/5枚(400字詰原稿用紙)
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私は考えてみた。私の好きな季節って、一体どれなんだろうか、と。
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劣等者のメロディ
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掌編/5枚(400字詰原稿用紙)
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邪魔者を殺してみたら、こんなことになりました。
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地獄の門の殺人者
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短編/32枚(400字詰原稿用紙)
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「面倒臭い」、そう感じたから家族を殺した。
理解しようという捜査側の意思を最初から削ぐ不可解な動機を、 検察官・白鷺静雪との対話をきっかけに語りだす、殺人者のその思想とは。
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闇鍋炎上
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掌編/7枚(400字詰原稿用紙)
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燃え盛る闇鍋の炎。そこから透かし見た友人達の顔は歪んでいて……。
歪んだ顔から連想された、不条理な物語、そして不条理からの論理的な結末?
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MM('05/10/23…加筆修正)
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掌編/6枚(400字詰原稿用紙)
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(当作品にはグロテスクな描写があります、御注意下さい)
惨たらしい殺し方――そこから導き出される捩れた平和論考。
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白き鷺は静かに降る雪の中で
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掌編/6枚(400字詰原稿用紙)
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(冒頭に参考程度の挿絵有)
画家は自らの心象風景を描いた。それはとても稚拙で、絵筆をとってから数分で完成した代物なのだが……
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形而上世界
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掌編/6枚(400字詰原稿用紙)
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いつもの大学への通学途中。些細なきっかけで、電車の中から、ふと窓外の景色を眺めた「私」に去来する感慨の風景。
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絶望的自己陶酔方法論考
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掌編/5枚(400字詰原稿用紙)
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(当作品にはグロテスクな描写があります、御注意下さい)
自分を信じるにはどうすれば良いのか? そのあまりにも捩れた方法論考。
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騙し絵の部屋
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短編/19枚(400字詰原稿用紙)
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間宵終夜は一枚の模写作品をインターネットで注文した。
しかしそのキャンバスの張られている木枠の裏面には、大きな傷が付いており、それに不快感を抱いた彼は、
木枠を別のものと取り替えることにしたのだが……。
双子の妹・月夜も加わり始まる、トロンプ・ルイユの捜索行。
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無根拠な考察
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掌編/6枚(400字詰原稿用紙)
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「人参が切れない包丁って、どうかと思うぞ」
という第二者の発言、そして〈俺〉との会話という冒頭から始まるこの小説は、途中で随想と化していると言って良いでしょう。
〈俺〉による、「言葉」についての無根拠な考察……なのだろうか?
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宗教か哲学か
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20枚(400字詰原稿用紙)
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宗教家と哲学者、そしてもう1つの概念――何もしない人=俗人。
その三者についての、そして世界についての<稚拙な>論考。
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私的文学論
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6枚(400字詰原稿用紙)
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様々な所で目にする「文学」という言葉。その私的な解釈。 もしかすると一般的な解釈なのかもしれませんが。
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現実と幻想における柄谷広告理論適用の是非について
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6枚(400字詰原稿用紙)
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柄谷行人の著書『言葉と悲劇』(講談社学術文庫)所収の講演録「政治、あるいは批評としての広告」を応用活用し、
「現実」と「幻想」の立ち位置の逆転を試みる。
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「コミュニタス」について
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13枚(400字詰原稿用紙)
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文化人類学者ヴィクター・ターナーの提唱した「コミュニタス」という概念の解説。
そして、その「コミュニタス」という概念から、「オタク」が軽蔑される理由について考察する。
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私的読解「魔法使い」論
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10枚(400字詰原稿用紙)
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上の「『コミュニタス』について」の続編的随想。
「オタク」の現在について、TYPE-MOONの世界観における「魔法使い」の概念と、
「.hack//」シリーズの「未帰還者」という概念を用いて考察する。
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